マクニカネットワークスは10月1日、標的型サイバー攻撃対策向け製品ラインナップを補完するサービスとして「クイックトリアージサービス(Quick Triage Service)」の提供を開始した。価格は年間120万円(税別)。初年度販売目標は100社。

新サービスは、ユーザー企業の環境でマルウェアを検知した際、同社がマルウェア解析ツールおよび、インテリジェンスやセキュリティデータベースとの照合を行い、マルウェアの緊急度を一定時間内に判定するとともにマルウェアの動作を調査し、マルウェアの概略および解析結果を迅速に報告するもの。

新サービスの導入により、検知したマルウェアが自社を標的にした攻撃の一部など緊急度の高い脅威となり得る攻撃なのかどうかを知ることができ、その脅威の影響度を詳細に調査(マルウェアの静的解析やインシデントレスポンスサービスなどによる調査)する必要性を迅速に判断し、適切な初動対応を可能としている。

また、サービスの提供範囲を初動判定に限定することで従来のインシデントレスポンスサービスと比べ、低料金を実現した。なお、同サービスにおけるマルウェアの検体は年間30個まで。