アクシスコミュニケーションズは9月30日、同社のネットワークカメラ「AXIS Q37シリーズ」の新製品「AXIS Q3709-PVE」を発表した。希望小売価格は38万8000円(税別)。

AXIS Q3709-PVEの外観

新製品は4Kセンサーを3基搭載し、1台で180度の広いエリアを詳細に撮影可能。最大33メガピクセルの解像度を持ち、毎秒30フレームで3つの4K解像度、もしくは毎秒20フレームで3つの11メガピクセルのストリーミング配信を可能とし、動く被写体に対してもスムーズかつ高精細な映像を提供する。

また、製造出荷時にピント調整を済ませた状態で出荷するため、レンズのフォーカス合わせの作業が不要。取り外し可能なウェザーシールドが付属し、雨や雪、日光からカメラを保護。また、環境に溶け込むように塗装し直すことも可能だ。

さらに、IP66およびNEMA 4X準拠の屋外対応カメラであり、IK10準拠の耐衝撃性能を持つ。幅広い温度設定においてもPoE(PoE+)で作動し、ビデオ動体検知およびいたずら警告機能を備える。

同社の「AXIS Camera Station」や「Application Development Partner Program」を利用するサードーパーティ製アプリケーションによるビデオ管理ソフトウェアを利用可能であり、ONVIFにも対応する。広範なエリアの状況を捉えられるため市街地監視や物流センターや空港、駅などへの用途を想定している。