KDDIとKiiは9月29日、業務提携を行い、法人向けクラウド基盤「KDDI クラウドプラットフォームサービス」の機能として、イントラネット接続型モバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤「mBaaS by Kii」を9月30日より提供開始すると発表した。

mBaaS by Kiiは、ユーザ管理、モノ管理、データ管理、プッシュ通知、位置情報、アプリ分析などのモバイルアプリやIoTデバイスのサーバー側の機能をクラウド上で利用できるサービス。法人利用者は、自社でのサーバー開発や保守が不要となり、各種機能を搭載したアプリや、IoTデバイスを迅速・簡単・安価に開発することができるという。

今回、インターネット回線との接続に加え、イントラネット回線(KDDI Wide Area Virtual Switch)との接続を標準提供することで、セキュアな環境下でのアプリ開発および利用が可能となった。

イントラネットでのmBaaSサービス利用が可能に

また、mBaaS by Kiiでは、Android Client SDKやiOS Client SDKなどの各プラットフォーム向けSDK(ソフトウェア開発キット)を提供しており、mBaaS by KiiのAPIを直接操作する手段としてREST APIも公開している。

利用料金は、ストレージ100GB、APIリクエスト数月間1,000万回、プッシュ通知数月間1,000万回で月額20万円。ストレージ、APIリクエスト数、プッシュ通知は超過分に応じて月ごとの従量課金となる。