Googleの開発者ら、LinuxカーネルのTCPバグを解決

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今後リリースされるLinuxカーネルは従来のカーネルよりもTCP通信の性能が向上し、より効率のよいものになる可能性が出てきた。というのも、Googleの開発者らがこのたび、Linuxカーネルに10年近く存在していた、高速長距離ネットワークにおけるTCPの応答を改善するパッチをコミットしたからだ(tcp_cubic: better follow cubic curve after idle perio)。このパッチは多くのLinuxディストリビューションに影響を与えると見られる。

現在リリースされているLinuxディストリビューションの多くは、TCPの輻輳制御アルゴリズムにCubicを採用している。これまでLinuxカーネルの実装では、通信していない状態から通信に戻った場合に設定すべき値を設定していなかったことから、Cubicアルゴリズムの性能が発揮しきれていない条件が存在していた。今回、Googleの開発者らがこの問題を発見し解決したことで、今後LinuxカーネルにおけるTCP通信の性能向上が期待できるようになった。

TCPの輻輳制御のアルゴリズムはCubic以外にもReno、NewReno、Vegasなどいくつか存在しており、それぞれに特徴がある。最近のオペレーティングシステムは動的にこれらアルゴリズムを切り替えることができる実装になっているものもある。



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