ゲッティ イメージズは、元Yahoo!のシニア・ヴァイスプレジデント、ドーン・エイリーが10月12日付で最高経営責任者(CEO)に就任することを発表した。なお、共同創立者兼CEOのジョナサン・クラインは会長職に就任する。

写真左よりDawn Airey、Jonathan Klein

エイリー氏はこれまでYahoo!の欧州・中東・アフリカ地域事業担当シニア・ヴァイスプレジデントとして、同地域での事業を牽引してきた人物で、それ以前は、イギリスの放送局Channel5の会長兼CEOや、ITVのグローバルコンテンツ担当マネージング・ディレクター、BSkyBのチャンネルおよびサービス担当マネージング・ディレクターを含む、数多くの大手イギリス系メディア企業にて重要な地位を担ってきた。また、エイリー氏は現在、イギリス政府が選出したBBCの特許状更新の見直しに関する委員会のメンバーも務めている。

今回のエイリー氏の就任に関して、ゲッティ イメージズ共同創立者兼CEOのジョナサン・クラインは次のように述べている。「これまで20年間経営の舵を取ってきましたが、彼女がチームに加わり、ゲッティ イメージズの次なる成長、イノベーションそして業界のリーダーとしてのポジションを促進してくれることを喜ばしく思います。彼女は、プログラミングやコンテンツの収益化で確固たる実績を備えた、経験豊かなリーダーです。コンシューマー市場やテクノロジーとコンテンツの交わりについても深い理解を持っており、コンシューマーの領域で新たな機会を模索する弊社を指揮するのに相応しい人物です。」

また、エイリー氏は自身のCEO就任について、次のように述べている。「私はこれまで、20年間にわたり先駆者として業界を推進し、新たな分野を開拓し続けているゲッティ イメージズに尊敬の念を抱いてきました。そしてこのたびこの卓越したグローバルビジネスを率いる機会が与えられたことを嬉しく思います。私はビジュアルの力でストーリーを広く伝え、人々を魅了することに情熱を持っていますが、これはまさにゲッティ イメージズの真髄にあたるものです。ゲッティ イメージズは日々優れたコンテンツを収集し提供する事で、人々にインスピレーションを与え、ストーリーを語ることを可能にしています。こうしたコンテンツを新たな収益化モデルと組み合わせることには果てしない可能性が潜んでいます。ゲッティ イメージズの優秀なチームに加わり、ジョナサンと共にビジネスの前進に向けて仕事ができることは喜びであり、スタートが待ちきれない思いです。」