米Oculus VRは24日(米国時間)、Oculus VRが共同開発したSamsung製ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」に、定額制の映像配信サービス「Netflix」が対応したと発表した。

「Gear VR」での「Netflix」インタフェースのレイヤーイメージ

Netflixは、Oculus VRが共同開発したSamsung製のバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」用アプリを同日から提供。一般向けに販売される「Gear VR」は、SamsungのGalaxy S6 EdgeやGalaxy S6 Edge+といった対応スマートフォンを装着し、スマートフォン内の対応コンテンツ(アプリ)を360度の3Dで再生して楽しめる。Netflixアプリでは、特定のNetflixオリジナル作品をOculus VR用のインタフェースで再生できるようになっている。

Netflix公式ブログによると、Gear VRへのNetflix対応には多くの課題があったようだ。Gear VRはディスプレイが顔のすぐ近くにあるため、映画再生では表示の歪みなどを補正する必要がある。また、消費電力の問題もあり、最適化を進めたものの、2時間の映画で70%のバッテリを消費するなど、通常のAndroirdアプリの2倍の消費電力になるという。