Internet Protocol version 4

American Registry for Internet Numbers(ARIN)は9月24日(米国時間)、「ARIN IPv4 Free Pool Reaches Zero」において、自身の保持しているIPv4アドレスの在庫が枯渇したと発表した。American Registry for Internet Numbersでは/10(約400万アドレス)が在庫枯渇の閾値として定義されているが、これでAPNIC、RIPE NCC、LACNIC、ARINの4つの地域インターネットレジストリでIPv4アドレスの在庫が枯渇したことになる。

IPv4アドレスが枯渇した後はIPv6アドレスの活用へ移行することが望まれているが、IPv6アドレスへの移行は当初の想定と比較してそれほど進んでいない。IPv4アドレスからIPv6アドレスへの移行期間にはIPv4アドレスの移転を行う市場を通してIPv4を融通することでニーズを満たすことが期待されており、向こう数年にわたって活発にやり取りが行われると見られる。

地域インターネットレジストリとして唯一IPv4アドレスが枯渇していないAFRINICは、現在のペースでIPv4アドレスの割り当てが進んだ場合、2019年の前半にはIPv4アドレスが枯渇するものと推定されている。