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QUARTZに掲載された記事「BROKEN WINDOWS - A first look at the Chinese operating system the government wants to replace Windows」が、中国政府が普及を後押ししている中国産のオペレーティングシステム「NeoKylin」について伝えた。中国政府はオペレーティングシステムとしてWindowsが支配的なポジションにあるなか、「NeoKylin」を推進することでWindowsに対する依存性を下げることを狙っていると見られる。

「NeoKylin」は上海に拠点を構えるChina Standard Softwareによって開発されていると説明されており、QUARTZに掲載されているスクリーンショットや動画を見るかぎりではWindows XPのUI/UXを模倣したLinuxディストリビューションのように見える。

ターミナルアプリケーションでカーネルの情報を表示させたアニメーションも掲載されており、その出力結果によるとLinuxカーネル3.12系が動作しているようだ。記事ではどのLinuxディストリビューションがベースになっているか判断することはできないとしながらも、yumパッケージ管理ユーティリティの存在や酷似したインストールスクリーンが存在することなどから、最近のバージョンのFedoraをベースにしているのではないかと指摘している。