NECは9月24日、インドネシア共和国情報通信省傘下で同国のサイバーセキュリティの中核を担うId-SIRTII/CC(アイディーサーティー)とサイバーセキュリティ領域で覚書を取り交わしたと発表した。

昨今のサイバー攻撃の脅威に対抗するためには、組織間での脅威情報等の共有が非常に重要だと言われており、NECは、今後インドネシアのサイバーセキュリティ情報収集の中枢であるId-SIRTIIと定期的な対面(Face to Face)での情報共有の場を設け、Id-SIRTIIとの持続的な協力関係を持つ。将来的には、今回の覚書を通じて日本及びインドネシア双方の安心・安全なサイバー空間の実現に向けて取り組んでいく。

NECはId-SIRTII/CCと共同で、政府機関の情報システムを常時監視するセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)のリファレンスモデル(ひな形)の仕様作成、SOC運用に必要な人材育成プランの作成に取り組む。さらに両者は、インドネシアにおいて増大するサイバー攻撃への対抗策の共同開発の可能性について検討を進める。