文化放送キャリアパートナーズはこのほど、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒ブンナビ学生調査(2015年9月上旬実施)」の調査結果を発表した。調査は9月1日~10日にかけて実施し、492件から有効回答を得た。

活動終了の割合は、半月前調査時と比べ、10pt上昇

現在の活動状況を尋ねたところ、内々定保有率は81.1%、活動終了は63.6%となった。活動終了と回答した割合は、半月前調査時と比べ10ポイント上昇している。12.6%は「現在の内定先に不満はないが、就職活動を続ける」、4.9%は「現在の内定先には不満なので、就職活動を続ける」と継続の意向を明らかにした。

上段:内々定保有率、下段:現在の就職活動状況

これまでにもらった内々定の数を尋ねると、1社は31.1%、2社以上は50.0%1、0社(未内定)は18.9%。未内定の内訳を男女別に見ると、男性15.1%、女性21.2%で、女性の方が高かった。就職活動状況「現在の内定先に不満があり継続」の比率も、男性が1.6%に対して、女性は6.9%という結果になっている。

内定保有数「0社」活動状況「内定先に不満あり」の回答(男女別詳細)

就職活動でお金のかかった項目を聞いたところ、最も多い回答は「交通費・宿泊費」で、平均金額は7万7,185円だった。遠方活動学生平均は11万741円という結果も出ている。2位は「服飾関連」(4万2,988円)、3位は「勉強費」(1万1,982円)だった。

これらの費用の工面の仕方について聞いたところ、「親」からの援助が47.7%で最も高い結果となった。就職活動において、親からの資金的な支援は非常に重要な位置づけとなっていることがうかがえる。続いて「自分自身」のアルバイト代・貯金(44.0%)、「企業」からの支援が5.6%となった。

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