V6の岡田准一が主演を務める映画『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』(2016年3月12日公開)にピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、佐々木蔵之介らが出演することが明らかになり、ティザービジュアルが19日、公開された。

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』ティザービジュアル(阿部寛バージョン)

本作は、スケールの大きさゆえに映画化不可能と言われてきた夢枕獏氏の山岳小説『神々の山嶺』を原作に、『愛を乞うひと』(1998年)や『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』(2011年)などで知られる平山秀幸監督がメガホンを取った作品。世界最高峰の山に魅せられた2人の男の人生が交錯し、"神々の領域"へと命懸けで足を踏み入れる姿と、周囲の人間模様を描く。

このたび発表された追加キャストは5人。ピエール瀧は山岳カメラマン・深町誠(岡田)の上司役で、甲本は孤高のクライマー・羽生丈二(阿部寛)の山岳仲間の井上役を務める。そして、羽生を慕う山岳会の後輩で岸涼子(尾野真千子)の兄・文太郎を風間が、羽生のライバルの長谷渉を佐々木が演じる。さらに、現地ネパールから、第72回米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた『キャラバン』(2000年)で主演を務めたシェルパの長老・テインレィ・ロンドゥップも出演する。

またスタッフには、脚本に『クライマーズ・ハイ』(2008年)や『ふしぎな岬の物語』(2014年)を手がけた加藤正人氏、音楽に『蜩ノ記』(2014年)で第38回日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受けた加古隆氏の参加も決定。日本山岳協会会長で『植村直己物語』(1986年)のエヴェレスト撮影にも隊長として参加した、八木原國明氏ら現役登山家も全面的に撮影に協力する。

公開されたティザービジュアルは、深町と羽生の2人が"神々に一番近い場所"エヴェレストを険しい表情で見上げる印象的なデザイン。「愛と運命に挑め」「史上初の挑戦に取り憑かれた孤高のクライマー」のコピーが、"神々の領域"の過酷さと予感させる。19日より、各劇場にて同ビジュアルのポスターおよびチラシが掲出される。

(C) 2016映画「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会