ディーアンドエムホールディングスは9月16日、マランツブランドより、AVレシーバーのフラッグシップモデル「SR7010」を発表した。発売は10月上旬で、希望小売価格は230,000円(税別)。

「SR7010」

SR7010は、Dolby Atmosに対応したフラッグシップAVレシーバー。今後のファームウェアアップデートでDTS:Xにも対応する予定だ。DACは旭化成エレクトロニクスの「AK4458」を採用。DSD 2.8MHzのほか、192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、AIFF、および96kHz/24bitまでのALACを再生できる。

ディスクリート構成のパワーアンプを9ch分搭載し、追加のアンプなしで7.1.2ch構成を実現可能。また、アナログ・デバイセズ社の32bit DSP「SHARC」を4基搭載しており、11.2chへの拡張に対応する。外部アンプを加えることで、9.1.2chや7.1.4chなどの構成も可能だ。パワーアンプは各chとも同一構成で、定格出力は125W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%)。インピーダンスが4~16Ωのスピーカーに対応し、フロントスピーカーはバイアンプ接続できる。

プリアンプには、マランツ独自の高速モジュール「HDAM SA2」を搭載した電流帰還型回路を採用。電源には、大型のEIコアトランスとカスタムメイドの大容量ブロックコンデンサー(15000μF×2)を使用し、大型スピーカーも強力にドライブする。このほか、動作周波数を従来の約3倍に高速化したデジタル回路専用電源「ローノイズSMPS」や、超低ESR導電性ポリマーコンデンサーなどを備えている。

HDMI端子は、8入力/3出力を装備しており、いずれもHDCP 2.2、HDR、BT.2020のパススルーに対応している。また、4Kへのアップスケール機能も搭載する。

背面の接続端子

Wi-Fi機能(IEEE802.11 b/g/n)とBluetooth機能を標準搭載。DLNA 1.5に準拠し、専用アプリ「Marantz Remote App」をインストールしたスマートフォンなどからSR7010を操作できる。AirPlayやインターネットラジオもサポートのほか、ワイドFMも利用可能。本体サイズはW440×D401×H185mmで、質量は13.8kg