JTBグループの出張手配サービス「J'sNAVI Jr.(ジェイズナビジュニア)」を提供するJTBコーポレートソリューションズ(JCS)は9月15日、コーポレートカード発行会社4社と提携し、各社が発行するコーポレートカードの利用明細データを、J'sNAVI Jr.に一括集約し、コーポレートカード利用企業のワークフローシステムに連携させる「コーポレートカードデータ連携サービス」の提供を開始したと発表した。

カードデータ連携サービスの利用イメージ

J'sNAVI Jr.は、ワークフローシステムと連携して航空券・新幹線・ホテルの手配を行うことができるASPの出張手配サービスで、手配内容の可視化による不正防止、出張コストの削減を支援するもの。

今回連携するカード会社4社は、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル、ジェーシービー、シティカードジャパン、三井住友カード。JCSは、今後さらに提携会社を拡大する予定としている。

提携サービスは、上記カード発行会社が発行するコーポレートカード(個人決済型/会社決済型/パーチェシングカード)の利用明細データを、コーポレートカード利用会社のワークフローシステムなどに連携することで、旅費・経費精算業務を効率化するという。

コーポレートカードを利用した経費は、利用明細データを精算書に取り込むことで、精算時の手入力時間と承認者のチェック負担を軽減し、最短で利用の2日後には経費精算が可能だとしている。また、J'sNAVI Jr.の「出張手配サービス」と合わせて利用すると、出張旅費から一般経費まで幅広く、旅費・経費精算を実施できるという。

また、複数カード会社、複数決済方式、複数ブランドの利用明細データを共通フォーマットで一括連携しているため、カード会社ごとに異なる連携フォーマットを意識せずに利用できるとのこと。さらに、同サービスでは、インターネット経由での通信で連携が可能となり、従来のコーポレートカード連携のように、全銀TCP/IP手順などの通信方式で連携する必要がなく、専用ソフトや機器の調達も不要となるため、ワークフローシステム側の改修費用含め、導入コストを抑えた利用ができるという特長も持っている。