マイナビは10日、「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。対象は2016年卒業予定の全国大学4年・大学院2年生。期間は、8月26日~31日。

8月時点の内々定率は 69.1%に

選考活動開始月である8 月末の内々定率は、69.1%だった。前月から 12.1pt 増加、前年同月比 0.7pt 減少となった。

内々定率 年度比較(全体)

平均内々定保有者数は2.1社で、前月から0.3社増加した。内々定保有学生の「現時点で入社意思の最も高い企業」を業種別でみると、「金融」は13.1%(前月比4.7pt増)、「官公庁・公社・団体」が4.1%(前月比2.8pt)となった。従業員規模別比較においては、5,000人以上の企業が前月から7.0pt増の18.5%となり、大手企業の選考が加速している。

内々定保有学生の今後の活動について聞くと、活動を終了する学生の割合は「満足したので終了」(64.2%)、「不満だが終了」(4.2%)の計68.4%。前月と比較して29.7pt 増加した。一方、未内定者を含めた今後も活動を継続する学生の割合は、52.0%となった。