米アップル社は9月9日(日本時間9月10日)、新製品発表会を開催し、iOSの最新版「iOS 9」の公開日を発表した。米国での公開は9月16日。日本では17日の未明からの配布になりそうだ。

iOS 9ではSiriが大幅に強化され、ユーザーの使用パターンを元にアプリや連絡先を提案したり、交通状況を加味して次の予定の場所への移動を促したり、特定の場所や時間で利用しているコンテンツを学習してプレイリストを提案するなど、予測アシスタント機能を搭載。

また、「マップ」のルート案内が公共交通機関にも対応(ただし当初は欧米と中国の一部都市のみ)したり、「メモ」アプリがファイル添付可能になったり、手書きメモを加えられるなど付属アプリの一部が高機能化している。

マップでは米国や中国の一部都市で地下鉄やバスといった公共交通機関がルート検索対象となる。日本でのサービス開始はまだ未定だ

iPad Air 2やiPad mini 4では画面を2分割して2つのアプリを同時に利用するマルチタスキング機能や、再生中のビデオをピクチャーインピクチャー表示しながらほかのアプリを操作する機能などが利用できる。対応するハードウェアはiPhone 4s、iPad 2、iPad mini、iPod touch(第5世代)以上。

iOS 9の公開は9月16日(米国時間)。日本では17日の未明からの配布になると予想される。なお、今回発表されたiPhone 6s、6s Plus、iPad mini 4、iPad Proには最初からiOS 9がインストールされる。