本田技研工業の英国現地法人、ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは9日(現地時間)、ドイツ・フランクフルトで開催されるフランクフルトモーターショー(9月15~27日開催、一般公開は9月17~27日)にて、コンセプトモデル「Honda Project 2&4 powered by RC213V」を世界初公開すると発表した。

「Honda Project 2&4 powered by RC213V」

「Honda Project 2&4 powered by RC213V」は、世界にあるホンダの二輪車・四輪車のデザインスタジオから80名以上のデザイナーが参加して行われた社内コンペティション「グローバルデザインプロジェクト」で選ばれたコンセプトモデル。

そのデザインは、1960年代のフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)に参戦していたマシンがモチーフ。ミッドシップエンジンレイアウトを持つ四輪車でありながら、二輪車のようなフレームとボディーカウルによって構成されるボディー構造、むき出しのフローティングシートによって全身でオープンエアーを体感できる運転席など、二輪車の開放感と四輪車の運動性能を兼ね備えている。

エンジンはFIMロードレース世界選手権(MotoGP)のMotoGPクラスに参戦している競技専用車「RC213V」の公道仕様車「RC213V-S」に搭載された999ccV型4気筒エンジンを採用。1万3,000回転で215馬力の最高出力を発揮する二輪車ならではの高回転エンジンに、専用開発の6速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を組み合わせている。