日本のソウルフードといってもいい「おにぎり」。コンビニに行けば多種多様なおにぎりが並び、目移りしてしまうほどです。家で作るおにぎりもおいしいけれど、コンビニおにぎりと比べて何か物足りないと感じたことはありませんか? 塩だけではない独特の風味があるコンビニおにぎりの再現に今回は挑戦します。

冷めてもおいしいおにぎりをめざします

材料

・米 500cc

・塩 小さじ1

・酒 小さじ1

・すし酢 小さじ2

・サラダ油 小さじ1/2

・水

味付けの材料は塩とすし酢とサラダ油

作り方

米をとぎ、若干硬めの水加減にします。浸水させたあと、塩を加えて軽く混ぜます。普通のおにぎりは手で握る時に塩味を付けますが、まんべんなく塩味を付けたいので、あらかじめ最初に入れておくのです。

塩を加えます

塩とともにサラダ油も加えます。コンビニおにぎりのごはんはツヤを感じませんか? サラダ油を入れて炊くことによって、ごはんに照りが生まれます。

サラダ油を入れて炊きます

続いて、米にうま味を加える酒 (料理酒でもOK) を加えます。酒がない場合はこの工程を省いてOK。調味料を入れたら炊飯器のスイッチを入れ、いつもどおりに炊きます。

炊き上がったあと、ごはんを軽くほぐします。

サラダ油を加えているので、いつもよりほぐしやすい感じがします

次に登場するのが市販の「すし酢」。コンビニおにぎりの白米を食べると、塩味だけではない、何かの味が付いていることがわかります。ほんのり酸味を感じる方もいるのではないでしょうか。それを再現するために「すし酢」を加えます。

味付けが終わったばかりのホカホカごはんを食べてみます。温かいうちは少し塩気がきつく感じるかもしれません。おにぎりにするとごはんが冷えるため、塩気はあまりきつく感じなくなります。

温かいうちは「ちょっと塩が効きすぎ?」と思うかもしれません

そして冒頭の写真のようにおにぎりを作ってみました。今回はシンプルに梅干しを使いましたが、具なしの塩むすびでも味がしっかり付いているので食べやすいですよ。

今回は手で握りましたが、より本格的にコンビニおにぎりを再現したい場合は、100円ショップで売っているおにぎり型を使ってもいいでしょう。

また、コンビニおにぎりのような「パリパリ海苔」が好きな場合は、100円ショップで販売されているおにぎり用のフィルムを使うのがおすすめです。外出先でもパリパリ海苔でおにぎりが食べられます。

おにぎり用のフィルム。パリパリ海苔がお好きな方はどうぞ

炊きたてごはんに塩とすし酢を加えても

炊き上がったごはんに塩とすし酢を加えて作ることもできますが、混ぜ方によって塩加減にムラができることも。ごはん粒がつぶれない程度によく混ぜてくださいね。

また、すし酢の代わりに普通の醸造酢を加えて作ったこともありますが、どうもひと味足りない気がしました。すし酢に含まれていることが多い昆布などのうま味成分が一役買っているのではないかと思います。

執筆:ベル・エキップ
未来生活デザイナー。著書に「手で撮るようにわかるデジタルカメラ徹底活用術」(二期出版)、「人に聞けないパソコン何でも相談」(日本経済新聞社)、「ライフログ入門」(東洋経済新報社)、「記憶する道具」(NTT出版)など多数。

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