オーシャンブリッジは9月7日、同社のリモートコントロールツール「ISL Online(アイエスエル・オンライン)」で、ワンタイム接続と常駐接続を備えたリモートコントロールツールである「プライベートクラウドライセンス」の提供を開始した。同社によると、この機能の提供は日本初だという。

ISL Onlineは、離れた場所のPC同士で画面共有を行う「ワンタイム接続」、遠隔地にあるサーバーや出先でiPhone/iPadなどから社内のPCに接続可能な「常駐接続」と「Web会議機能」を1ライセンスで利用できるリモートコントロールツール。

セキュリティポリシーに合わせて、オンプレミスライセンス、プライベートクラウドライセンス、パブリッククラウドライセンスの3つのライセンスから選択できる。

提供が始まったプライベートクラウドライセンスは、LinuxOSベースのISL Online中継サーバーがAWS上にセットアップされた状態のサービスで、企業のサーバー構築やサーバー管理が不要となっている。

また、複数の企業で共用するマルチテナントと異なり、契約企業専用のシングルテナントでのサービスとなる。

オンプレミスサーバー台数は、契約接続数に応じて追加し、さらに、サーバー台数に応じてインスタンスも追加するため、高い障害耐性を実現。これに加え、Active-Activeバックアップにより、接続サーバーが故障しても別のサーバーが自動で継続運用するとともに、一部サーバーに偏った負荷も全体で分散処し効率運用を実現した、冗長構成での提供となる。

ISL Online プライベートクラウド 概要図

プログラムアップデートやセキュリティパッチなどの適用などは、その都度契約企業と相談の上で実施し、サービスが停止するほどのサーバー障害が発生した場合には、契約企業の了承のもと、遠隔での緊急メンテナンスを行う。

ISL Online プライベートクラウドライセンスの税別年間価格は、同時接続数10で300万円、20で400万円、50で750万円、100で1,300万円、200で2,400万円、300で3,000万円、無制限では5,000万円となる。