Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Google Chromeチームは9月3日(米国時間)、「Google Chrome Blog: Chrome improvements for a faster and more efficient web」において、Chrome 45でメモリ消費量の削減を実現したと発表した。負荷が低い状態で従来よりも積極的に使われていないメモリを解放するように処理を加えたことで、平均で10%ほどのメモリ使用量削減を実現したとしている。

このメモリ使用量削減の効果は特に複雑なWebアプリケーションの方が顕著に現れるとしており、Gmailの場合は25%ほどの削減が実現できたという。また、GoogleはWebサイトの中央に配置されていないFlashコンテンツを自動で再生しないといった変更を6月に実施したが、この変更によってバッテリーの保ちが15%ほど改善したことにも言及している。

Webアプリケーションは業務に欠かすことのできないツールになっている。バッテリーで動作するノートPCを業務で使うシーンもあり、Webブラウザの消費電力はそのままノートPCの稼働時間に直結するといった状況になっている。消費電力の削減はこうしたモバイル環境において欠かすことのできない課題になってきている。