中古書店で買ってきた本を家で読もうと思ったら、タバコ臭くて困った、なんてことはありませんか。少しでも臭いを和らげようと、風通しのいいところに置いてみたところで、染みついたタバコの臭いはなかなか取れないものですよね。そんな頑固な臭いにも本当に効果はあるのか、ネットで見かけた新聞紙を使って消臭する方法を試してみました。

新聞紙の "吸臭力" はすごい

用意するものは本と朝刊一紙分の新聞紙

まずは新聞紙を、消臭したい本のページよりも少し大きめにカットします。作業対象となる本はA5サイズなので、新聞紙1ページ分を1/4サイズにカットしました。

消臭したい本のページよりも少し大きめに新聞紙をカットする

これを本に挟み込む枚数分だけ用意します。念には念を入れてすべてのページに挟み込みたいところですが、今回の作業対象となる本は432ページもあり、気が遠くなりそうなので、とりあえず10ページごとに挟むことにして43枚用意しました。使った新聞紙は見開き5枚半分です。

準備ができたら、カットした新聞紙を本に挟み込んでいきます。

カットした新聞紙を10ページごとに挟み込みます

新聞紙を挟み終えました

本に新聞紙を挟み終わったら、残った新聞紙で本全体を包みます。この状態でしばらく部屋の中に置いてみました。

新聞紙で包んでしばらく置いておきます

作業開始から3日目に、新聞紙を挟んだままの状態で本の臭いを嗅いでみましたが、それほど変化は感じられませんでした。

そこで5日目に新聞紙を交換してみることにしました。

挟んであった新聞紙を外してみてビックリ。本に染みついていた臭いは確実に薄くなり、その分、新聞紙側にタバコの臭いが移っていたのです。

左は新しい新聞紙を入れ替え終えた本。右の交換した新聞紙からはタバコの臭いがプンプンします

初めは開いただけで頭痛がしそうなほど臭かった本ですが、7日目にはページに鼻を近づけた時に軽く臭いがする程度になりました。そこでさらなる効果を期待し、もう1回新聞紙を交換してみました。

その結果、開始から14日目にはタバコの臭いはほとんどしなくなり、紙本来の匂いがするまでになりました。

タバコの臭いは消え、紙本来の匂いがするまでに

この方法のポイントは、臭いの度合いに合わせて新聞紙の交換回数と置いておく日数を増やすことにあります。新聞紙を交換するのは少し面倒ですが、効果がはっきりと実感できるので、筆者はまったく苦にはなりませんでした。

タバコの臭いでお困りの本があったら、ぜひ新聞紙の "吸臭力" のすごさを実感してみてくださいね。

執筆:blue*daisy
気分転換と整理整頓が趣味の晴れ時々在宅ワーカー。虫嫌いの万年ガーデニング初心者です。いま興味があるのは和食作り。myコンデジとAdobe Illustratorを使いこなせるようになるのが夢。

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