Cerevoは3日、スマート・スポーツ用品ブランド「XON」新製品として、スポーツアクションカメラ「REC-1」(レックワン)、ワイヤレスヘッドセット「BONE-1」(ボーンワン)の開発を発表した。ドイツ・ベルリンで開催する「IFA2015」で実機を展示する。

XONは、スポーツ用品にスマートフォンやクラウドとの連携機能を持たせた製品をラインナップする自社ブランド。2015年1月には、Bluetooth 4.0 LEやGPS、荷重センサー、加速度センサーなどを内蔵したスノーボード用バインディング「SNOW-1」を発表している。

XONブランドのラインナップ。左から順に、SNOW-1、REC-1、BONE-1

REC-1

REC-1と専用アプリ

装着イメージ。ヘルメットの一番上に付いているのがREC-1

「REC-1」は、無線LANを搭載したフルHD/60fps対応のアクションスポーツカメラ。「SNOW-1」と連携し、「SNOW-1」で取得した滑りのデータを「REC-1」で撮影した動画と組み合わせ、荷重のかけ方や重心などの情報を撮影動画にオーバーレイして確認できる。ウィンタースポーツでの利用を想定し、IPX4の防水性能やGPSも搭載する。

単体での撮影機能も備え、REC-1専用アプリではREC-1のストリーミング再生や、リモートでの静止画撮影も可能。

主な仕様は、記録画素数/フレームレートが1080p/60fps、圧縮方式がH.264、画素数が約4Mピクセル、無線LAN規格がIEEE802.11b/g/n、Bluetoothがバージョン4.0 LE、録画メディアがmicroSDなど。インタフェースはmicroHDMI、充電/データ用microUSBなど。電源は交換式の内蔵バッテリ。本体サイズはW31×H37×D115mm、重量は約120g。販売価格は299ドル前後。

「SNOW-1」アプリとの連携イメージ

BONE-1

BONE-1

「BONE-1」は、Bluetooth接続の骨伝導型ワイヤレスヘッドセット。同様の製品が市場に極めて少ないため、近未来的なデザインにこだわったとする。

「SNOW-1」専用アプリと連携し、「SNOW-1」で測定したデータのフィードバックをリアルタイムに音で通知する。デザインは首掛け型で、ゴーグルなどを邪魔せず装着できるほか、耳の穴を塞がず音を伝えることで、周囲の音を聞きながら滑ることができる。ウィンタースポーツだけでなく、通常のヘッドセットとしてランニングやサイクリング時などにも利用可能。

主な仕様は、接続方式がBluetooth 4.1、プロファイルがA2DP/AVRCP/HFP/HSP、連続再生時間が約5時間など。本体サイズはW140×D150×H30mm、重量は約40g。販売価格は169ドル前後。