トレンダーズはこのほど、「女性のInstagram活用」に関する意識・実態調査を実施し結果を発表した。調査は8月20~24日、Instagramを利用する20~40代の女性500名を対象に、インターネットにて行われた。

Instagramの魅力は「素敵な写真」

「Instagramの魅力は?」

はじめに、「Instagramの利用頻度(閲覧・投稿どちらも含む)」について調査した結果、約6割が「ほぼ毎日(56%)」と回答した。「Instagramの魅力」を教えてもらったところ、圧倒的に「素敵な写真を閲覧できる点(81%)」を挙げた人が多かった。また、「投稿を通じて、友人の様子を知ることができる点(41%)」「自分が素敵だと思う写真を投稿できる点(33%)」などのSNSとしての機能に加えて、「流行を知ることができる点(45%)」「投稿内容が生活の参考になる点(30%)」といった、情報収集ツールとしての側面もInstagramの魅力であることがわかった。

人気のジャンルは"衣"と"食"

「"真似したい"と思ったことがある投稿のジャンルは?」

次に、「Instagramに投稿されていた内容を"まねしたい"と思ったことがありますか?」と質問したところ、73%が「ある」と回答。「"まねしたい"と思ったことがある投稿のジャンル」についても聞いたところ、「ファッション(67%)」と「食べ物/飲み物(58%)」と回答した人が多く、俗に言う"衣食住"のうち"衣"と"食"に関する投稿に影響を受けていることがわかった。

投稿で見た料理をまねて、作って、自分も投稿

「投稿で見た食べ物/飲み物を、実際に買ったことがありますか?」

続いて、"食"に関する投稿を見て、実際にどのようなアクションをとったのか調べたところ、「買ったことがある」という人は42%、「店頭で探したことがある」人は40%、「インターネットで検索したことがある」人は51%と半数を超えた。

また、自由回答では「Instagramで見て興味がわき、実際に"沼サン"を作ってみた。また、本も購入した」(38歳)、「インスタグラマーが毎朝素敵なお弁当を作っていたので影響を受け、まねして作ってみた」(49歳)など、魅力的な投稿に影響を受けて実際に作ってみた、さらに「メイソンジャーを買って、投稿で見た"ジャーサラダ"をまねして作り、自分も投稿した」(30歳)、「朝食を素敵に撮っていたインスタグラマーのまねをして、朝食に装飾をプラスするようになった。また、自分でも投稿するようになった」(26歳)というように、作った料理を自分でも投稿する人も。投稿が次の投稿を生み、Instagramの影響の輪が広がっていることが読み取れる結果となった。

"食"の投稿をまねしたくなるポイントは「写真のきれいさ」

では、ユーザーがまねしたくなるInstagramの"食"の投稿には、どのような特徴があるのだろうか。「その食べ物/飲み物を"まねしたい"と思う投稿のポイントは何だと思いますか?」と尋ねたところ、特に多かったのは「写真のきれいさ(加工、レイアウトなど)」で、その割合は85%にのぼった。同時に「投稿の内容に親近感を抱くこと(67%)」や「投稿者に親近感を抱くこと(58%)」にも回答が集まったほか、「投稿者のファンであること(56%)」も半数以上となった。

「"食"に関する情報を得るためにフォローしているInstagramのアカウントがありますか?」

さらに、「"食"に関する情報を得るためにフォローしているInstagramのアカウントがありますか?」と聞いたところ、およそ6割が「ある(59%)」と回答。それはどのようなアカウントなのか調べた結果、「知人ではないが、"食"に関する素敵な投稿をしているアカウント(51%)」が「"食"に関する素敵な投稿をしている、知人のアカウント(31%)」を20ポイントも上回る結果に。"食"に関して魅力的な投稿をしているアカウントであれば、知人でなくともフォローし、参考にしていることがわかった。