ビートレンドは9月3日、スマートCRMプラットフォームである「betrend スマートCRMプラン」をリリースした。初期費用は30万円、月額費用(年間契約)は6万円(いずれも価格は税別)。

同プランはスマートデバイスの普及に伴い多様化する情報配信手段や会員向けサービスをまとめてサポートし、スマートフォンアプリなどを入り口とした顧客管理やクーポン利用といった行動履歴管理を1つのプラットフォームで一元管理することを可能としている。メール・SMS・プッシュ通知に加え、電話発信をはじめとした多様な情報配信手段を1つのプラットフォームで実現し、要望に応じて「LINEビジネスコネクト」との接続にも対応することができる。

さらに、MNP(携帯電話番号ポータビリティ制度)の普及により個人情報の有無に関わらず顧客管理と情報配信ができるようになったため、アプリのインストール後に都道府県・性別・年代などの情報選択だけで登録可能な個人情報なしの顧客管理への関心が高まっており、同プランではこれらにも対応することを可能とした。一方、進化のスピードが早く、新たな手法が多く存在する来店回数の取得方法は課題となっている。

そのため、betrendのスマートフォンアプリでは従来の方式(GPSチェックインやクーポン利用など)に加え、超音波やビーコンや電子スタンプなどを活用し、来店検知を実現。また、アプリ会員証機能ではQRコードやシングルバーコードをアプリ上に表示することができるため、POSレジで購買金額と紐づけることが可能で効率的な店舗販促と履歴取得をサポート。同社では、今後もスマートCRMに必要となる機能を継続的に追加していく方針だ。