女優の石原さとみが、10月スタートのフジテレビ系ドラマ『5→9~私に恋したイケメンすぎるお坊さん~』(仮題/毎週月曜21:00~21:54)で、月9初主演を果たすことが3日、明らかになった。初共演の山下智久と、ラブコメディーに挑む。

月9初主演を果たす石原さとみ

同作は、少女漫画誌「Cheese!」で連載されている、相原実貴の『5時から9時まで』が原作。石原演じる主人公・桜庭潤子は、海外で暮らしたいという夢を持っているが、突然モテ期が到来し、夢をかなえるのか、仕事を続けるのか、結婚するのかという、複雑な胸中が描かれていく。

石原は「原作には、できた人間は1人も出てこず(笑)、人間らしさがあふれていて、それがとても魅力的です」と感想を述べながら、「キャラクターが持つコンプレックスを大切に、ドラマはより現実的に展開早く進めていけたらと思います」と意欲を語っている。

山下が演じるのは、高学歴・高身長・高収入で、僧衣を着たまま高級車を乗り回す型破りなお坊さん・星川高嶺。お見合いをきっかけに潤子と出会い、潤子にとって最初の印象は最悪だったが、なぜか高嶺は潤子に付きまとい始める。

山下は、お坊さん役に「チャレンジしがいがありますし、未知の世界なので楽しみにしています」と期待。原作を読んで「たくさんのキャラクターが立っていて、大人の恋をテンポよく描いているので、読んでいて飽きないですね」と、女性漫画にもかかわらず、すっかり楽しんでいるようだ。

3日に行われたフジテレビの10月改編説明会に出席した後藤博幸プロデューサーは「(石原と山下の)2人の掛け合いがこのドラマ最大の売り。サブキャラたちも魅力的で、10通りくらいの恋愛軸が同時に進行していく」と見どころを語った。さらに、「明るく、ポップなティーン(10代)や、F1(20~34歳女性)に向けたラブコメにしていきたい」と話し、現在放送中の『恋仲』に引き続き、若い世代をターゲットに制作していく考えを示した。