あしたのチームは9月1日に、これまで特定の企業からの問い合わせに対して提供していたというクラウド型の組織診断サービス「Seven Eyes Dock」を、一般に提供を開始した。

Seven Eyes Dockのイメージ

新サービスは、成長発展する企業に共通するという"仕事のできる人の行動特性=コンピテンシー"を同社が調査・検討し、独自に見いだしたとする7つの視点を用いた組織診断サービス。

近年では数多くの研究から、従業員の会社に対する満足度(ES)が顧客満足(CS)に強い影響を与えているということがわかり、企業が成長・発展するためには社員の満足度が高くなければならないという認識のもとで、ESを重要な経営指標の1つと位置づける企業が増えているという。

同社は、成長発展する企業・組織に共通する7つの要因を、「Seven Eyes Dock」で数値化し、重要度および満足度のマトリックスで分析することで、従業員の声を透明化し、組織の問題点の解消へと導くとしている。

なお、同サービスにおける7つの視点とは、意思決定スピード、価値観・方針の浸透、人材の質と量、PDCマネジメント、環境整備、情報の共有と活用、評価と報酬を指す。組織の問題や意識のギャップをこれら7つの視点で可視化し集計・分析することで、企業改善を行っていくという。

Seven Eyes Dockでわかる7つの視点

同サービスでは、組織の本質的な病巣を捉えること、トップと従業員の意識ギャップを知ること、従業員の生の声をオープンにすることの3点を意義・目的としている。

組織の本質的な病巣に関しては、従業員が感じる問題点をアンケートにより集計。組織の根本的な問題を7つの視点から分析し、結果を目に見える形で示す。トップと従業員の意識ギャップについては、階層別に分析が可能なため、意識のギャップを知ることができるとしている。従業員の生の声に関しては、7つの視点に関する従業員の生の声をアンケート形式によって集約するという。

なお、同サービスでは、調査を目的とするアンケートに加えて、可視化した課題を解決する方法とアクションプランも提供するとしている。

費用は、基本費用が1回30万円(税別)、1名あたり3,000円(税別)となっている。