30年ぶりのTVシリーズとなる『ルパン三世』(10月1日から、日本テレビ系 毎週木曜25時29分~25時59分)で、ストーリーのカギを握る新キャラクター・レベッカ役を声優の藤井ゆきよが担当することが明らかになった。

新キャラクターのレベッカ

レベッカは、サンマリノ共和国を代表する財閥の若き会長でありながら、モデルや女優としても活躍。数々の著名人と浮き名を流す世界的なゴシップクイーンとして描かれており、先日公開された場面画像ではルパンと結婚式を挙げる姿が捉えられていた。レベッカを演じる藤井は、『サカサマのパテマ』(2013年)のパテマ役をはじめ、あどけなさの残る少女役などを得意としており、沢城みゆき演じる峰不二子との対比にも注目が集まる。

「子供のころから見ていた『ルパン三世』に、まさか自分が出演することができるなんて想像もしていませんでした」と語る藤井は、「最初の収録の時にルパンファミリーの皆様の声を聞いた時はすごく感動したのと同時に、自分もその場にいたことが今でも不思議な感覚です」と振り返っている。

浄園祐プロデューサーは、「藤井さんならば、レベッカの若くてじゃじゃ馬な感じをうまくコミカルに演じてくれると思い起用しました」と、抜てきの理由を説明。さらに、「レベッカはルパンファミリーに化学反応を起こす新たなキャラクターです」と、ストーリーを動かしていく重要な役どころであることをにおわせるとともに、「紅一点の峰不二子という存在は揺るぎませんが、レベッカの存在に不二子の感情も揺れるのか? 金も美貌も全てを手に入れた女同士が、ルパンに吸い寄せられていく展開にもご期待下さい」と、ルパンをめぐって対峙していく二人の関係性を予感させるコメントを寄せた。

1985年『ルパン三世 PART III』終了以来30年ぶりとなる本作は、TVシリーズのPart4にあたる。総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務める。

声優キャストには、ルパン三世役の栗田貫一、次元大介役の小林清志、石川五ェ門役の浪川大輔、峰不二子役の沢城みゆき、銭形警部役の山寺宏一と、おなじみのルパンファミリーが名を連ねている。

原作:モンキー・パンチ(C)TMS