米Googleは9月1日、新しいロゴを発表した。ユーザーのマルチデバイス、モバイル環境への変化を受けてのもので、シンプル、カラフル、フレンドリーなどをキーワードに角が取れたデザインとなった。Gアイコンもカラフルに生まれ変わっている。

新しいロゴは、アルファベットの起筆と終筆に"セリフ"のないサンセリフ体で、色はこれまでと同様に青、赤、黄色、緑を利用した。アイコンの"G"ロゴも同じく、以前の青一色の"g"から、セリフのないサンセリフスタイルで4色をあしらった大文字の"G"に変更されている。

Googleのロゴはこれまでも何度か変更しているが、今回の刷新の背景についてGoogleは、検索、地図、Gmail、Chromeなどの製品でGoogleがユーザーのために機能していることを反映し、「シンプル、整然、カラフル、フレンドリー」を表現したと説明している。以前はデスクトップPCのみからアクセスしていたが、最近ではさまざまなデバイスやアプリを通じてGoogle製品を利用しているというユーザー側の状況の変化もあげており、新しいロゴはこのような現実を受け、Googleの製品ファミリを識別し、小さな画面を利用していても"Googleマジック"が効いていることを示すことを目的としているとのことだ。「現在のGoogleだけでなく、将来のGoogleを示す」とGoogleは述べている。

新しいロゴを告げるGoogleのブログ記事には、「Googleのブランドがついに成熟し、自分たちらしい独自のものに到達した」「AppleやSamsungのように"真面目"じゃないカラフルなロゴにしてくれてありがとう」というコメントもあれば、「1999年のロゴの方がよかった」という声も寄せられている。

創業17年目のGoogleは8月にGoogleを子会社にもつ親会社Alphabet設立を発表するなど、全社的に刷新を図っている。