プラスワン・マーケティングが8月28日より発売し、8月31日に販売を終了した、SIMフリーフィーチャーフォン「Simple」の価格が高騰しているようだ。発売時の希望小売価格は税別5,980円だったが、オークションサイト「ヤフオク!」では、軒並みそれ以上の入札価格となっている。

「Simple」

9月1日17時45分時点では、1万2,000円を超える入札があるなど、全体的に希望小売価格よりも高い価格が入札されている。特に人気があるのは未開封の「新品」や開封のみの「美品」だが、中古品でも希望小売価格以上で入札されているものが多く見られる。

同端末は、「日本初のSIMフリーフィーチャーフォン」を謳い、予約受付の開始後、初回入荷分が即日完売するなど話題を集めていた。8月28日より販売を開始したが、3日後となる8月31日に販売終了となった。プラスワン・マーケティングは、販売終了の理由について総生産分が完売したため、また追加の部材調達が困難であるためと説明している。わずか3日で販売終了となり、増産の予定もないだけに、今後もプレミアム端末化が進んでいくかもしれない。

「Simple」は、通話とSMS機能に特化したSIMフリーの携帯電話端末。NTTドコモ、ソフトバンク、Y!mobileの標準SIMも使用可能(KDDIとWillcomのSIMは利用不可)。解約手数料や基本契約のしばりは一切なく利用できる。カメラは非搭載だが、FMラジオほか、Bluetooth 2.1+EDRに対応している。