東京都・渋谷のBunkamura Galleryは、オーロラや宇宙をテーマに神秘的な宇宙の魅力を描く作家の個展「西美公二個展 2015」を開催する。会期は10月3日~10月14日。開場時間は10:00~19:30。入場無料。

「Constellation(星座)」160×100cm

「Aurore boreale(オーロラ)」100×50cm

「Virgo(おとめ座)」98×78cm

同展は、北欧諸国を中心に各地のオーロラの取材を重ね、オーロラや宇宙をテーマに作品制作をしている西美公二氏の新作40余点を展覧販売するもの。24歳で渡仏しパリにアトリエを構えた西美氏は、ラスコーの洞窟壁画に強い影響を受け、以来太古から未知へと続く生命の原点をテーマにした作品を描き続けてきた。また、約6000年前の当時の生活や習慣を今日に伝えるという、1972年に発見された約5000点に及ぶアルタの岩絵を前にした西美氏は、歴史に刻まれた悠久の時間と、無限に広がるオーロラに深い感銘を受けたという。その影響から、彼は制作技法として、自身の制作したパネルにオリジナルペーパーを貼り合わせ、岩肌のようなレリーフ状の質感を表現しているということだ。