スズキは31日、二輪車ユーザー向けiPhone用無料アプリ「ツーリングメッセンジャー」のサービスを開始した。「ツーリングメッセンジャー」は、ライダー同士のコミュニケーションを楽しく手軽にサポートすることで、二輪車の楽しさを広げていくことを目的に開発されたアプリ。

「ツーリングメッセンジャー」のメインアイコンとアプリ画面

同アプリは、3月に開催された『第42回東京モーターサイクルショー』に参考出品し、来場者から寄せられた意見をもとに、視認性が高く、大きなデザインのボタンに変更するなど操作性を改善したもの。ツーリング参加者の「位置と状態」の表示や、他のライダーにも勧めたいツーリングスポット等の情報発信機能を搭載している。

具体的には、地図画面上でツーリングルートを設定して事前登録した仲間をツーリングイベントに招待すると、参加者はツーリング中にお互いの現在地を地図上で確認でき、「休憩中」や「道に迷った」などの自分の状態を示すアイコンメッセージ「つぶやき」を発信できる。また、ツーリング中に発見した絶景ポイントなど、他のライダーに勧めたい場所にアイコンメッセージ「足あと」を残すことで、全国のユーザーとの情報共有が可能となっている。

画面デザインは、ツーリングに特化したシンプルで分かりやすいものとなっており、ボタンを大きく表示してグローブをしたままでも簡単な操作で「つぶやき」や「足あと」を発信可能な設計としている。

対応はiOS 8.0以降となり、ダウンロードは無料、携帯電話の通信料金は利用者の負担となる。また、通常のグローブではタッチパネルが反応しない可能性があるため、スマートフォン操作対応グローブを推奨している。