女優の篠原涼子が、10月スタートのフジテレビ系ドラマ『オトナ女子』(仮題/毎週木曜22:00~22:54)で、2年半ぶりに連続ドラマに出演することが28日、明らかになった。

新ドラマ『オトナ女子』(仮)に出演する篠原涼子

同作は、「アゲマンだけど、自分は幸せになれない」という40歳の独身女性3人が、ダメ男に振り回されながらも、幸せをつかむために奮闘していく物語。現代アラフォー女性のリアルな姿を中心に、周囲の人々の人間模様を描く。

篠原が演じるのは、この3人のうちの1人である主人公・中原亜紀。仕事ができる女だが、恋愛はうまく行かず、付き合った男性は出世していく"アゲマン"気質で、自分でもどうして良いか分からないと悩む役柄だ。第1話で、バリバリこなしていた広告の仕事から急きょ女性向け恋愛アプリゲームの担当部署に異動になる。

篠原は、今回のドラマを「"女子は何歳までが女子なのか"もテーマのひとつになっております」と捉え、「私自身、女子はいつまでも女子と思っておりますので、全国の女子の皆さまには、ぜひご覧いただきたいなと思います」とメッセージを寄せている。

40歳女トリオのほかのメンバーは、亜紀の親友で、いつも結婚相手を求めてガツガツしているフラワーアレンジメント・大崎萠子を吉瀬美智子。バツイチで3人の子持ちである坂田みどりを鈴木砂羽が演じる。

吉瀬は「若い頃と変わらない意識でいる中で、周りの環境への焦り、不安、いろいろな思いを抱える萠子の気持ちを、上手に伝えられたら」、鈴木は「人生の中でも若さだけとは違う、エネルギッシュな年でもあり、かなしみもおかしみもある人生の集大成のような年代だと思っています。私もこれまでたくさんの人生経験を積んできたつもりです」と、40歳という年代について、それぞれが考えを語っている。

吉瀬美智子

鈴木砂羽

また、亜紀が慣れないアプリ制作の監修を頼もうとする脚本家の高山文夫役として、江口洋介が、篠原と連ドラ初共演。10年以上前に恋愛ドラマのヒット作を立て続けに書いており、恋愛について独自の哲学を持つため、周囲からは偏屈者と思われているというキャラクターとなる。江口は「熱量のある恋愛ドラマを一緒に作り上げていけたらと思います」と意義込みを語る。

そして、亜紀の会社の社長で、女遊びが激しい栗田純一を演じる谷原章介は「基本、癖のある、引っかき回す役なので、楽しんで演じていきたいと思います」とコメント。フジテレビの中野利幸プロデューサーは、最近の女性が年齢を重ねるごとに魅力を増していくと感じて今回のドラマを企画したといい「最高の出演陣と共に強く生きる女性たちへの応援歌になるようなドラマを目指します」と語っている。

江口洋介

谷原章介