ラクーンは8月26日、同社が運営する小売店向け仕入れサイト「スーパーデリバリー」が越境ECとなる輸出販売サービス「SD export」を、8月25日よりスタートしたと発表した。

「SD export」は、煩雑な輸出手続きから販売後の代金回収までを同社が代行する輸出販売サービスで、メーカーは日本国内にあるスーパーデリバリー倉庫に商品を発送するだけで、世界134カ国の小売店・企業と手軽に取引することが可能。

取引フロー図

同社は6月10日より、海外小売店・企業の事前登録受付を行っており、これまでの2カ月強の間に約 1,000 店舗の登録があった。エリアごとの登録数として特に数が多い地域はアジア圏で、とくにインドの登録が最も多く、次に香港・台湾となっているという。

地域別「SD export」の事前登録状況

また、販売メーカーに関しては税関の輸出入禁止・規制品目に該当せず、かつスーパーデリバリーが出品を許可した商品のみとなるため、食品や化粧品などの輸出できない商品もあるが、すでに約500社が「SD export」の利用申し込みを行っており、約70,000点が出品されているという。

商品ジャンル内訳としては、アクセサリー・ジュエリーが最も多く、次にレディースアパレルジャンルの商品が多くなっているという。

また、昨今海外で人気のある日本の伝統的な工芸品についてもメーカーの集客に力を入れており、今後も小売店・企業からのニーズをみながら取扱い商品やその数を増やしていく。

海外版サイトイメージ

今後は随時、取引状況に応じた商品構成を行い、SD exportのプロモーションを通じて、スーパーデリバリー全体の認知度向上や取引額拡大への相乗効果も狙っていく予定だという。