ソフトブレーン・フィールドは、「防災グッズ」に関するアンケートの結果を発表した。同調査は8月11日、クレディセゾンの運営する「永久不滅.com」の「レシートで貯める」サービス登録会員約およびSBFの登録会員を対象に、「レシートで貯める」サービスおよび「レシートdeポイント」サービスを活用したインターネットリサーチにて実施。有効回答者数は、7,024名(女性3,983名、男性3,041名)だった。

約6割が防災グッズを備蓄・保管

アンケートではまず、防災グッズの備蓄・保管をしているかを聞いた。その結果65.5%が「備蓄・保管あり」と回答した。

65.5%が防災グッズの「備蓄・保管あり」と回答

防災グッズの備蓄率をエリア別で分析すると、もっとも備蓄率が高かったのは「東北」と「関東」が同率1位で70.5%だった。ついで中部・北陸で62.3%、近畿が60.6%と続いた。

もっとも備蓄率が高かったのは「東北」と「関東」が同率1位

備蓄率が低かったエリアは「九州」「中国」「四国」でそれぞれ49.1%、51.4%、56.2%と防災グッズを備蓄・保管している方は約2人に1人にとどまっていることがわかった。

7割以上が懐中電灯を保管、6割が非常用の飲料・食料を備蓄

防災グッズを備蓄していると回答した4,599名を対象に、何を備蓄しているかを聞いたところ、もっとも多かったのが「懐中電灯」で75.8%だった。続いて、「非常用飲料」で67.7%、「非常食」が57.0%で、約6割が非常用の飲料・食料を備蓄していることがわかった。

防災グッズの備蓄、最多は「懐中電灯」で75.8%

一方、「包帯・絆創膏類」(35.9%)や「常備薬」(34.1%)、「歯ブラシ・歯磨き粉」(26.0%)など、医薬品・ヘルスケア関係のアイテムを保管している方は2割~3割程度にとどまっており、こうした防災グッズの備えについては、まだまだ準備不足の人も少なくないと言えそうな結果となった。

「その他」の回答を見ると、「阪神大震災の後、マジックペンやラップがとても役にたったと聞いたので、これは備えておこうかなと思いました」(20代女性)、「地震の時、携帯電話がつながらなかったので、公衆電話からかけられるように小銭とテレカを用意している」(60代以上女性)、「もしも震災に見舞われたときに勤務先にいて歩いて帰らなければならない事態に備えて、勤務先のロッカーにスニーカーを置くようになりました」(40代女性)などの回答が寄せられた。

この5年以内に防災グッズの備蓄・保管をし始めた人は約7割に

アンケートではさらに、防災グッズの備蓄・保管を始めたのはいつ頃からかを聞いたが、「3年以内」が36.0%、「約4~5年前」が32.9%とこの5年以内が7割弱を占めており、東日本大震災を機に防災について意識するようになり、防災グッズの備蓄・保管を始めた人が多い様子がうかがえた。

防災グッズの備蓄・保管の開始は、「3年以内」が36.0%

一方、備蓄・保管している防災グッズを見直しているかとの問いに対しては、「年に1回以上の頻度で見直している」が36.8%、「数年に1回程度の頻度で見直している」が35.1%と答えており、防災グッズの消費期限や家族構成の変化により多くの人がきちんと防災グッズを見直している様子がうかがえた。

3割弱は、備品の「見直し、チェックを行ったことはない」と回答

ただし、28.1%は「見直し、チェックを行ったことはない」と回答しており、備蓄・保管しただけにとどまっている人も3人に1人程度いる結果となった。