インテリジェンスはこのほど、同社が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」において、22~59歳のビジネスパーソン5000人を対象に実施した「仕事に対しての満足度調査」の結果を発表した。

同調査は、現在就いている職業について、「総合」「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間(残業・休日など)」「職場環境(社風・周囲の社員など)」の5つの指標別の満足度を点数(100点満点)で回答してもらった結果をまとめたもの。

ビジネスパーソン5000人の仕事に対する総合満足度は、100点満点中で平均63.8点。全100職種の中で最も満足度が高かったのは「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(78.3点)だった。これに、「ブライダルコーディネーター」(72.4点)、「コンサルタント」(72.0点)と続く。

トップとなった「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」は「仕事内容」と「職場環境」で1位、「給与・待遇」「労働時間」でも2位にランクインするなど、今回調査した5つすべての指標で満足度の高い職種であることが明らかになった。

総合満足度ランキング 上位20位 資料:インテリジェンス

「仕事内容」に対する満足度は平均64.7点だった。満足度が高い職種は、上から「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(79.6点)、「ブライダルコーディネーター」(77.2点)、「コンサルタント」(75.3点)と、総合満足度のランキングと同じ順位となった。

仕事内容ランキング 資料:インテリジェンス

「給与・待遇」対する満足度は平均58.1点で、今回調査した5つの指標の中で最も低い結果だったという。その中で給与・待遇の満足度が高い職種は、上から「先行開発/製品企画」(70.5点)、「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(70.3点)、「臨床開発/治験(66.6点)」となった。

給与・待遇ランキング 資料:インテリジェンス

今回の回答傾向から、「総合」の満足度への影響が最も強い指標は「仕事内容」であり、次に「職場環境」「給与・待遇」「労働時間」の順で相関が強くなっていることがわかったという。

男女別では、いずれも仕事満足度は平均63.8点と、性別による変化は見られなかった。しかし、年代別で見ると、女性は差がほとんどなかった一方、男性は違いがあることが明らかになった。20代男性の満足度は60.6点でどの年代よりも低いが、50代男性の満足度は66.0点で最も高く、男性は年齢を重ねるごとに、仕事に対する満足度が上昇する傾向にあることが浮き彫りになった。