JR西日本・JR東日本は21日、秋(10~11月)の臨時列車の運転について発表し、北陸デスティネーションキャンペーン(北陸DC)開催に合わせて北陸新幹線「かがやき」の増発を明らかにした。北陸エリアでは新たな観光列車「花嫁のれん」「ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)」も運転開始される。

北陸新幹線W7系。この秋も臨時「かがやき」が多数運転される

北陸DCはJRグループと地元自治体・観光関係団体などが協力し、10月1日から12月31日まで開催される観光誘致キャンペーン。北陸新幹線は秋の期間中、速達タイプ「かがやき」の臨時列車を毎日3往復以上運転し、うち1往復(「かがやき536・539号」)は毎日運転とされ、途中の新高岡駅にも停車する。秋の3連休のピーク日には、1日7往復の臨時「かがやき」が運転されるとのこと。

大阪駅・京都駅からの在来線特急「サンダーバード」も、3連休や週末を中心に臨時列車を50本以上運転。金沢駅で北陸新幹線との接続も図られる。

七尾線観光列車「花嫁のれん」。8月21日に報道公開が実施された

北陸DC開催に合わせて新たな観光列車も登場する。特急「花嫁のれん」は10月3日にデビューし、金沢~和倉温泉間で1日2往復運転。秋の期間の運転日は、10月3日以降の毎週金・土・日・月・火曜日とされている。同列車はキハ48形2両編成(改造車両)を使用し、全車指定席の特急列車として運転されるため、乗車券と指定席特急券が必要となる。

10月10日には、城端線・氷見線の快速「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称「べるもんた」)がデビュー。秋の期間中、土曜日は新高岡~氷見間で1日2往復(上り1本は高岡駅止まり)、日曜日は高岡~城端間で1日2往復運転される。同列車はキハ40形1両(改造車両)を使用し、全車指定席のため、乗車券と指定席券(520円)が必要となる。

なお、「花嫁のれん」「べるもんた」ともに来年2月まで運転日が決定している。その後の運転ダイヤなどについては別途発表するとのこと。