アウディ ジャパンは18日、同社のラインナップの頂点に立つプレミアムラグジュアリーセダン「A8」の装備や仕様を一部変更し、全国の正規ディーラーで発売した。「A8 3.0 TFSI クワトロ」では、マトリクスLEDヘッドライトが標準装備化される。

アウディ「A8」

「A8」は、「The Art of Progress(革新の美学)」をコンセプトとするアウディのフラッグシップモデル。美しいデザインと軽量・高剛性で優れた安全性を誇るアルミニウムボディASF(アウディ スペース フレーム)を採用したことなどが特徴となる。

今回の変更では、「A8 3.0 TFSI クワトロ」もマトリクスLEDヘッドライトが標準装備となった。このヘッドライトはロービーム用のLEDと、25個の小さなLEDの集合体であるハイビームユニットから構成され、約10億種類もの配光パターンを実現。ハイビーム時にカメラでセンシングを行い、前方を走る車両や対向車を検知し、必要に応じてLEDを個別に点灯・消灯することで、先行車や対向車を眩惑することなく正確に路面を照射することが可能となった。夜間の見通しが悪い幹線道路などでハイビームにしたまま走行でき、視認性が大幅に向上する。

予防安全のためのアシスタンスシステムについては、アウディ プレセンスパッケージとして、車線変更時の危険を減らすアウディ サイドアシスト、ステアリングの自動修正を行って車線維持を助けるアウディ アクティブレーンアシスト、車間距離を一定に保ちつつ走行するアダプティブクルーズコントロールなどを標準装備している。

価格は、3.0リットルV型6気筒DOHCスーパーチャージャーエンジンを搭載する「A8 3.0 TFSI クワトロ」が1,129万円、4.0リットルV型8気筒DOHCインタークーラー付バイターボエンジンを搭載する「A8 L 4.0 TFSI クワトロ」が1,564万円(ともに税込)など。