洋上風況マップ作成へ NEDO風力発電本格導入に向け

 

洋上風力発電の事業家を支援するため、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は17日、新たな「洋上風況マップ」を作成する計画を発表した。今年度をめどにデモ版を公開、最終版を来年度末に公開するという。

洋上風況マップには、風況情報のほか環境情報、社会環境情報など洋上風力発電を計画する上で必要な情報が一元化して表示される。環境情報には、水深、海底地質など、社会環境情報には港湾区域、航路など種々のデータが含まれる。洋上風力発電事業者が事業化を検討する際の基礎情報に加え、ファイナンス(資金調達)や保険などさまざまな場面で活用されることをNEDOは期待している。

NEDOは、2011年に北九州市の沖合1.3キロメートル、13年に千葉県銚子市の沖合約3キロメートルに着床式洋上風力発電設備を建設し、洋上風況観測実証事業を実施している。両事業で取得した洋上での気象・海象データも、洋上風況マップの作成に活用される。

風力発電には、着床式のほかに水深が深い海域でも建設可能な浮体式がある。環境省が長崎県・五島列島の椛島(かばしま)沖、経済産業省が福島県楢葉町の沖合で、それぞれ実証試験を進めている。

経済産業省が7月に発表した長期エネルギー需給見通しによると、2030年のエネルギー需要のうち電力が占める割合は28%で、電源構成は原子力20~22%、再生エネルギー22~24%、液化天然ガス(LNG)27%、石炭26%、石油3%となっている。再生エネルギー22~24%のうちの1.7%分を風力が担うとされている。

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「“着床式”洋上風力発電が実証運転」



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