Q. 新卒採用に学歴は必要だと思いますか?

初めての就職活動、エントリーシートに必ずある「出身大学」の欄。どこまで採用に影響するのか、不安な人も多いだろう。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、社会人としての目線から、新卒採用に学歴は必要だと思うか考えてもらった。

Q.新卒採用に学歴は必要だと思いますか?

はい 64.7%
いいえ 35.3%

Q.そう思う理由を教えて下さい

学歴は必要

■採用にものさしは必要
・「学生のレベルを測るのに一番簡単な方法だから」(23歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「フィルターをかけてある程度の選別をする必要があるから」(25歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「社会経験がなければ判断材料として学歴は大事だと思います」(33歳女性/医療・福祉/専門職)
・「なんらかの選抜は必要だし学生がすべき事の筆頭である勉強をものさしにするのは理にかなう」(49歳男性/情報・IT/技術職)

■努力を見る
・「最低限、受験という節目に努力した経験があるかないかがわかるから」(40歳男性/学校・教育関連/営業職)
・「どこかで受験勉強という努力をしたかどうかだと思う」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「学歴はある程度の我慢と努力の結果だと思っているので、最低ランクは必要かと思います」(30歳女性/通信/事務系専門職)
・「そこまで努力してきたから学歴があるわけで、学歴に反対するのは努力してこなかった人間の言い訳だから」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)

■仕事で求められる学力
・「基礎学力がないと、求めている仕事の質に追いつけない」(30歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「専門的な知識を醸成する基礎能力が求められるため」(50歳以上男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ある程度の学力がないとできない仕事も多いから」(34歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「当然学力が全てではないことは分かるが、ある程度ないと外部の人と話すときに困る」(23歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)

■実際のところ……
・「就活時に明らかに足切りがあったことがわかったから……切られる側の大学だったから」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「大学によって説明会の予約ができる/できないという話を聞いたことがあります」(23歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「学歴がないとESすら通らない」(22歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「学歴がないとそもそも面接に呼ばれない」(31歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「会社内では『どこの大学出身?』と聞かれる事が多い……最低、大学卒の学歴はビジネスでは必須だと思う」(43歳男性/その他/事務系専門職)
・「学閥とまではいかないが、やはり卒業生同士のつながりも優位に働くし、働きぶりが想像できない新卒だと学歴で判断されても仕方ないから」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)

学歴は必要ない

■学歴があっても……
・「学歴が高いイコール優秀な人材ではないから」(28歳男性/警備・メンテナンス/技術職)
・「どこの大学の学生も似たり寄ったりだと思う」(32歳男性/医療・福祉/専門職)
・「社会にでて役立たない人を多く見た」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「学歴と仕事の優秀さは相関関係ではあっても比例関係ではないと思うから」(22歳女性/金融・証券/営業職)

■必要なのは
・「そんなことよりも真面目か否かだから」(28歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「まずはやる気」(50歳以上女性/商社・卸/販売職・サービス系)
・「結局その人の資質だと思う」(50歳以上男性/ホテル・旅行・アミューズメント/技術職)
・「学歴で見る会社はブラックだと思う、人柄が一番大事」(22歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「『学歴』ではなく何を学んだ結果としてどのような能力が身についているかが重要……どこで学んだかということは関係ない」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)

■仕事内容による
・「実務では学歴はあまり関係ないから」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「一部の知識が必要な職業は別として一般的な仕事は特段学力は必要ないから」(34歳女性/その他/その他)
・「学校で学んだことはたいして役に立たないし、入社後の努力で十分越えられるため」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)
・「少なくとも自分の環境下では経験がすべて」(45歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)

■総評
新卒を採用する際に学歴は必要だと思うか、という問いに「はい」と答えた人が6割強という結果になった。

学歴偏重に対しては諸手をあげて賛成というわけではないが、ある程度学生を見る指標として必要、という声も多かった。学生の本分は勉強、その勉強を頑張ってきた成果としての学歴を見るのは適当、という声も理解できる。大企業だと膨大な新卒応募者の中から選り分けるのに、最初の判断材料として学歴を見るケースもあるようだ。

実際に就職活動をしてみた経験から、学歴が低いと「足きりがある」「大手会社の説明会の予約ができないことがある」「エントリーシートすら通らない」なんて報告もあった。また会社に入ってからも学閥が役に立ったり、『どこの大学?』なんてビジネストークのとっかかりになることもあるらしい。

対して、3割強の「学歴不必要」派の人の意見は、「どこの学生も似たりよったり」「できない・使えない人も大勢いる」「優秀な人材とは限らない」など、学歴だけで判断することに否定的だった。仕事に必要なのは「やる気」「真面目さ」「人柄」で、入社してからの努力で学歴はいくらでも乗り越えられるという声も。仕事内容によっては、学歴うんぬんよりも経験が大事、という場合も多いのかもしれない。

「学歴と仕事の優秀さは相関関係ではあっても比例関係ではないと思う」「何を学んでどのような能力が身についているかが重要で、どこで学んだかということは関係ない」という先輩たちの含蓄ある意見もあった。学歴に自信がある人もそうでない人も、いつまでも学生時代のものさしにこだわることなく、会社内で評価される人材になるためには、また一から努力だ。

調査時期: 2015年7月8日~7月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性145名 女性155名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート