経絡整体師の朝井麗華先生によれば、首の前面や側面がこっている人が増えているのが現代の "こり" の特徴とのこと。昔は首の後ろ側のこりが多かったそうですが、IT機器によるデスクワークの一般化なども影響しているのかもしれませんね。ここでは胸鎖乳突筋の「筋膜ゆるめ」による首こり解消法を紹介します。

つかんで外側に引っ張る

胸鎖乳突筋は耳の下から鎖骨近くまでつながっている筋肉です。

やり方はカンタン。親指と人差し指・中指の3本指で胸鎖乳突筋をつかんで3秒ぐらいキープ。タテにそっとつかむのがポイント。

3秒ぐらいキープしたら外側に引っ張ります。この動作を耳下から鎖骨の上までの首全体 (意外かもしれませんが首の前側の筋肉もこっているので) に行いましょう。この手順はランダムに繰り返しても大丈夫です。

自分でできる首こり解消法 - おっぱい番長の筋膜ゆるめ (胸鎖乳突筋)

本稿で紹介した筋膜ゆるめは、朝井先生の著書「おっぱい番長・朝井式 筋膜ゆるめ あきらめていたコリがスッキリ! (シュシュアリスブックス)」(KADOKAWA刊) で詳しく解説されています。

朝井先生の「筋膜ゆるめ」は、これまでのマッサージと異なり、もみほぐすわけではありません。その名の通り筋膜をゆるめるメソッドであり、即効性が期待できるほか、自分でいつでもできるメリットがあります。もちろん、症状が改善されるまで毎日行った方がいいでしょう。

筋膜をつかむと「痛い」と感じることがありますが、これは筋肉・筋膜が固まっているから。ゆるんでいたら痛くはなりません。痛さを感じなくなるまで続けるのがこのメソッドのポイントです。

なお、指を強く押しつける動作が必要ですので、ネイルを付けている人や爪が長い人は注意が必要です。

教えてくれたのは……

朝井麗華さん

経絡整体師。美しく健康になるサロン『気・Reika』主宰。臨床検査業界を経て、夫の闘病をきっかけに東洋医学や本当の健康を追求し始める。卓越した技術と理論が口コミで広がり、日本一予約がとれないサロンとして人気に。タレントやモデル、美容関係者などに施術を行う傍ら、テレビや雑誌などメディアでも活躍している。


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