Lenovoグループは香港時間13日、2015-16年度第1四半期決算(2015年4月-6月期)を発表した。四半期売上高は前年同期比で3%増加した107億米ドルだったが、税引前利益は前年同期比80%減の5200万米ドル、純利益は前年同期比51%減の1億500万米ドルと大幅な減益となった。

PCおよびタブレット市場が世界的に減退していることに加え、スマートフォン市場の成長鈍化と競争激化、ラテンアメリカにおける大規模な為替変動が、減益につながった。一方でPC市場では9四半期連続でNo1のシェアを維持するほか、タブレット市場では前年同期比で3.8%増となる5.6%のシェアを獲得した。

Lenovo 会長兼CEOのヤン・ヤンチン氏は、「前四半期、私たちは恐らく近年で最も厳しい市況に直面しました」とコメント。業績改善に向けて、モバイル事業グループの構造改革や、エンタープライズ事業への注力、約3,200名におよぶ非製造部門従業員の削減を含むコスト削減などに取り組むとしている。