日本マイクロソフトは12日、8月の月例セキュリティ情報を公開した。7月29日にリリースされた新OS「Windows 10」および、Webブラウザ「Microsoft Edge」にとっては初の月例セキュリティとなり、同社は提供方法について公式ブログで補足している。

TechNet Blogsの該当記事(一部)

8月の月例セキュリティ情報は、Internet Explorer(IE)およびMicrosoft Edge(Edge)の累積更新プログラムやOfficeの脆弱性など、緊急4件、重要10件となる計14件のセキュリティ情報が公開されている。

Windows 10向けの更新プログラムは、脆弱性の修正プログラムおよびセキュリティ以外の修正を含み、1つの更新プログラムパッケージで提供される。8月の月例セキュリティでいえば、公開された14件のセキュリティ情報のうち、Windows 10に影響するMS15-079、MS15-080、MS15-085、MS15-088、MS15-091、MS15-092の脆弱性修正と、セキュリティ以外の修正が、1つの更新プログラムパッケージとして提供される。このため、Windows 10の月例セキュリティ情報では、同じ更新プログラムパッケージ番号が表示されることになる。

日本マイクロソフトが毎月公開している、月例セキュリティ情報の影響を受けるソフトウェア一覧。Windows 10では、パッケージ番号がMS15-079とMS15-080で同じになっている

パッケージには、過去にリリースされた修正が含まれており、過去にリリースされた修正を既にインストールしている場合は、新しい修正のみ適用される。なお、Windows 10のセキュリティ更新プログラムは、Windows Updateでの提供、もしくはMicrosoft Update カタログからの入手となり、従来のOSで更新プログラムが公開されていたダウンロードセンターでは提供されないので注意したい。