経済産業省は10日、2015年6月の特定サービス産業動態統計調査(速報)の結果を発表した。それによると、遊園地・テーマパークの売上高は前年同月比9.2%増の420億8,000万円となり、6月として過去最高を記録した。前年を上回るのは12カ月連続。訪日外国人の増加などが影響したと見られる。

クレジットカード業は3カ月連続増

対事業所サービス業の売上高等を見ると、全10業種中、7業種で増加、3業種で減少した。主なものでは、クレジットカード業(取扱高)は同6.6%増の3兆7,922億800万円と、3カ月連続の増加。一方、エンジニアリング業(受注高)は同34.9%減の6,704億7,700万円と、5カ月連続で減少した。

対個人サービスの売上高については、全9業種中、4業種で増加、5業種で減少。このうち趣味・娯楽関連業種では、全5業種中、遊園地・テーマパークのみ増加し、4業種で減少した。減少したのは、パチンコホールが同5.9%減の3,364億600万円、ボウリング場が同12.2%減の13億2,500万円などとなった。

対個人サービスの増減状況 趣味・娯楽関連(出典:経済産業省Webサイト)

教養・生活関連業種では、全4業種中、外国語会話教室のみ減少し、葬儀業やフィットネスクラブなど3業種で増加した。