富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは8月10日、SaaS型IT運用基盤サービス「Vistara」を販売開始すると発表した。

同サービスは、サーバやネットワーク機器に対する操作証跡の取得をはじめ、一時的に利用可能なユーザー・アカウントの発行やアクセス制御など、特権ユーザーによる操作を効果的かつ効率的に管理する。

SaaS型IT運用基盤サービス「Vistara」の仕組み

オンプレミスのシステムに加えプライベート・クラウドやパブリック・クラウド環境にも対応しており、対象機器を一括で管理することができる。

同サービスでは、管理対象機器に対して「誰が・いつ・何に・何をした」という操作履歴を動画とテキストで記録するため、作業内容の追跡が可能。記録した動画は、動きのない部分のスキップや高速再生に対応しているため、監査時間を短縮できる。

また、特定の機器に対し、指定した時間帯のみアクセス可能な一時利用ユーザー・アカウントを、申請・承認のワークフローにより発行することもできる。

そのほか、WindowsやLinuxをはじめとする各サーバの構成情報の取得など、対象機器のアセット・マネジメントが可能で、取得した構成情報からすべてのサーバのパッチの適用状況を把握し、自動または承認形式でパッチ適用を一括で行うことが可能。

販売価格(参考価格)は月額8万4000円より(税別)。