バイタミックス・コーポレーションはこのほど、小学生以下の子どもを抱え働く女性を対象に、家事、特に子どもの食事作りにどのように取り組んでいるかを調査し、結果を公表した。同調査は7月15日~17日、全国の小学生以下の子どもを抱え働く20歳~49歳の女性509人を対象に、インターネット調査にて実施した。

もっと効率化したいという声も

注力している家事について質問したところ、回答者の69%が「料理」と回答。2位は「掃除」で56%、3位「洗濯」は51%だった。効率化したい家事については63%が「料理」と答え、「掃除」とほぼ同等に家事の中で効率化したいものであることが明らかになった。そしてこの傾向は、子どもの年齢が下がるほど強くなっている。

注力している家事は、「料理」が約7割に

子どもの食事作りは、9割近くが負担に感じている

子どもの食事を作る役割分担については、85%の人が「主に自分が作る」と回答。「主に配偶者/パートナー、他の人と一緒に作る」との回答はわずか6%で、「主に配偶者/パートナーが作る」は3%に留まった。また、家事の負担度に関する質問には、約9割が料理に負担を感じていることが明らかになった。

約9割が子どもの食事作りに負担を感じている

子どもの食事作りにかける時間は、仕事がある日もない日も大きな変化はなく、平均で朝食には15~30分、夕食には30分~1時間かけていることがわかった。おかずの品数の平均については、仕事がある日の朝食は2.1品、夕食は2.7品を作っており、仕事がある日も子どもの食事作りに取り組んでいる姿が浮き彫りに。なお、仕事がない日の夕食は、約3割が4品以上作ると答え、平日に4品以上作っていると回答した人の割合と比べると2倍以上多い結果となった。

栄養バランスに気をつけているが、実践は難しい

子どもの食事を作る時に気をつけていることの質問には、64%が「栄養バランス」と回答したものの、実際に栄養バランスのとれた食事作りが実践できているのは48%に留まった。そのほか、気をつけていることの回答として「手軽に調理できること」(47%)、「塩分を控えめにすること」(40%)、「手作りであること」(39%)が多く回答された。

一番の悩みはレパートリーの少なさ

子どもの食事を作る上での悩みを聞いたところ、もっとも多かった回答は「料理のレパートリーの少なさ」(64%)だった。続いて「調理する時間が限られている」(44%)、「栄養バランスが偏る」(38%)となった。また子どもの食事を作る上でもっとも時間を短縮したい工程についての質問には、約4割が「実際の調理(茹でる・炒める・煮る・蒸す、など)」と答え、次いで26%の「食材を切る」だった。

子供の食事を作る時、もっとも時間を短縮したい工程は「実際の調理」