整備等イメージ図

阪神電気鉄道と阪急電鉄はこのほど、大阪神ビルディングおよび新阪急ビル建て替え計画「梅田1丁目1番地計画」のI期部分の新築工事に着手した。

同計画では、両ビル間の道路上空を活用した建て替えと、周辺公共施設整備を一体的に行う。都市機能の高度化、防災機能の強化、公共的空間の創出、良好な景観形成などを通じ、国際競争力の強化に資する快適で質の高い街づくりを目指すという。

ビル内では百貨店ゾーンやオフィスゾーンのほか、梅田地区におけるビジネス活動の活性化に資するカンファレンスゾーンも整備。災害時には帰宅困難者の一時滞留スペースとしても活用するとしている。さらに、ビル周辺では、地下・地上・デッキレベルでの3層歩行者ネットワークを強化し、街の回遊性を高めていくとのこと。

今後、行政機関および関係先と協議を行い、2022年春ごろの全面開業を目指すとのこと。なお、新百貨店の部分開業は2018年春ごろ、新百貨店の全面開業は2021年秋ごろを予定している。阪神百貨店は大阪神ビルディング西側で営業を継続するという。