LIXIL住宅研究所はこのほど、「入浴スタイル」に関する調査結果を発表した。調査は6月4日~8日、全国の一戸建てに住む20~60代の既婚女性500名(各年代100名)を対象に、インターネットで実施された。

夏場は特に、帰宅したときの夫の「臭い」が気になる

「夏場、夫が帰宅したときに気になること」

調査ではまず、夏場、夫が帰宅した際に気になることを質問したところ、「汗臭い(34.4%)」「足が蒸れて臭う(30.4%)」「汗で肌がベトベトしている(29.4%)」「服が汗臭い(25.0%)」で、臭いに関する項目が上位に入る結果となった。

「夫が帰宅した際、最低限やってほしいこと」

続いて、夫が帰宅した際に気になることが「ある」と回答した384名を対象に、夫が帰宅したときに最低限やってほしいことを尋ねたところ、最も多かった回答は「顔や手を洗ってほしい(43.2%)」だった。また、「シャワーなどでまず汗を流してほしい(41.1%)」「着たワイシャツや下着などは、自分で洗濯かごや洗濯機に入れてほしい(32.8%)」「最低限、足を洗ってほしい(28.4%)」といった項目を挙げる人も目立った。

一緒にお風呂に入ることがある夫婦、およそ3割

次に、「入浴」がどのような場か尋ねたところ、女性にとって「心身ともに癒やされるリフレッシュの場(53.6%)」「一人でゆっくりできるリラクセーションの場(47.6%)」「全身をくまなくきれいにするビューティーアップの場(37.8%)」であることがわかった。

「ご夫婦での入浴経験の年代別クロス集計」

では、夫婦で一緒にお風呂に入る人はどのくらいいるのだろうか。調べた結果、たまに~ほとんど毎日など、その頻度はさまざまではあるが、およそ3割が「一緒に入ることがある(28.8%)」と回答した。年代別で見てみると、一緒に入ることがある人は若い年代に多く、20代では51.0%と半数を超えたが、60代以上では12.0%にとどまった。

また、一緒に入浴することが夫婦間のコミュニケーションに有効だと思うか聞いたところ、37.6%が「有効だと思う」と回答。「有効だと思わない(28.2%)」を10ポイント近く上回る結果となった。

お風呂に欲しいものは「暖房・涼風機能」

「入浴を楽しむために欲しいもの」

次に、入浴を楽しむために欲しいものを選んでもらったところ、「夏場や冬場でも快適に過ごせる浴室暖房機能や涼風機能(32.4%)」や「ゆったりと足を伸ばしたり、家族みんなで入れたりするような広い湯船(26.4%)」、また「風呂場でもテレビやDVDなどが見られる視聴環境(20.0%)」に票が集まった。