米IBMは8月5日(現地時間)、企業のITインフラにMacを組み込む新たなクラウドベースのITサービスをIBM MobileFirst Managed Mobility Servicesに追加した。

新しいモビリティサービスは、IBMが社内のセキュアなエンタープライズ環境においてスケーラブルかつ簡単にMacを導入できるようにしたMac@IBMプログラムがベースになっている。IBMでは支給されるパソコンにMac、Windows、Linuxを選択できるが、Wall Street Journalによると、すでに110,000台以上のMacがIBM社内で使われており、このままMacユーザーが増加していくと、いずれ380,000人のIBM社員の半数以上がMacを選択し、200,000台を超える可能性があるという。

Mac向けモビリティサービスはSaaSソリューションとしてクラウドを通じて、または顧客のデータセンターのオンプレミス・ソリューションとして提供される。サービスには、ノート型およびデスクトップ型のMacの導入をサポートするJAMF SoftwareのCasper Suiteが組み合わせられている。セットアップ、イメージングやコンフィギュレーションの手間なくすぐに使用できる状態で顧客にMacが提供され、顧客は購入したMacが直接社員に配送されるように注文することも可能。またBYOD環境において社員が個人所有のMacをエンタープライズ環境に組み込むこともサポートしている。こうしたシンプルな導入プロセスに加えて、IBMのエンタープライズ統合ソリューションでは、OSおよびイメージ管理、アプリケーションのアップデート管理、企業向けアプリケーションカタログ、コンプライアンスおよびセキュリティ・アップデートといった導入後のサポートも充実している。

IBMとAppleは昨年7月に企業向けモバイルソリューションで業務提携を結んだが、新サービスはIBMのMobileFirstポートフォリオを拡張するものでもある。Apple製品の使用体験を評価する企業やビジネスマンがiOSデバイスを用いた既存のエンタープライズサービスにMacも組み込み、企業のITインフラにおいてスマートフォンからタブレット、パソコンまで全てのデバイスでApple製品を利用できるようになる。