NECは8月4日、サイボウズと連携してスケジュール管理や掲示板機能などを搭載したグループウェア「サイボウズ Office 10」とNECのクラウド・サービスの利用権をパッケージ化した「Express5800/CloudModel」(CloudModel)のセット製品を、中堅・中小企業向けに販売開始した。併せて、NECのグループウェア「Star Office X」とのセット製品も販売開始した。いずれも出荷開始は8月31日。価格は、「サイボウズ Office 10 100ユーザセット」が80万8,000円(税別)から。

グループウェアとクラウド・サービスのセットメニュー

新製品は、従業員規模に合わせてグループウェア・ライセンスとクラウド・サービスの利用権をパターン化している。これにより、ユーザーが保有する自社構築型(オンプレミス)のグループウェア・システムをクラウド環境へ短期間で移行可能になるとしている。

CloudModelでは従来の3年間の利用権に加え、新たに1年間または5年間の利用権選択が可能となり、最短1年ごとの延長にも対応した。さらに、高速なネットワーク接続を提供する「100Mbpsオプション」や、安全なネットワークを確立する「VPNオプション」が追加。

価格は、「サイボウズ Office 10 100ユーザセット」が80万8,000円(税別)から、「サイボウズ Office 10 200ユーザセット」が111万4,000円(同)から、「サイボウズ Office 10 300ユーザセット」が201万1,000円(同)から。

また、Express5800/C120a-Hの1年間の利用権とStarOffice Xライセンスを組み合わせた「StarOffice X 200ユーザセット」の価格は327万1,000円(同)から。CloudModel基盤設定作業とサイボウズ Office10構築、リモート環境(リモートサービス)構築を組み合わせた「構築支援サービス」の価格は29万7,000円(同)から。

なおNECは今後、ネオジャパンとも連携してセット製品を販売する予定とのことだ。