日本オラクルは8月5日、Platform as a Service(PaaS)「Oracle Cloud Platform」の製品群で、クラウド・ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」の機能拡張を発表した。

「Oracle Documents Cloud Service」はさまざまなREST APIを提供し、追加の課金なしに「Oracle Marketing Cloud」や「Oracle Service Cloud」などのOracle SaaS (Software as a Service)や他社製アプリケーションとの連係や組み込みが可能。

「Oracle Documents Presenter」はiPad専用のアプリケーションとして提供され、「Oracle Documents Cloud Service」で保管されるPowerPointやPDF形式の資料、画像・動画などのリッチ・コンテンツをプレゼンテーション形式で表示。プレゼンテーションの内容にあわせた背景画像やフォルダ・アイコンのカスタマイズが可能。

「Touch IDサポート」では、「Oracle Documents Cloud Service」および「Oracle Documents Presenter」を起動する際に、iPhoneやiPadに搭載されている指紋認証テクノロジーであるTouch IDによる認証を設定することができる。

また、Android搭載タブレット向けOffice 365から、「Oracle Documents Cloud Service」のファイルへのアクセスが可能になった。

そのほか、ロゴや各種リソースのURLなどのUIを企業ユーザーのブランディングに合わせて変更すること、アカウントを一元管理してフォルダの同期管理を複数のアカウントから選択すること、インスタンス単位でパブリック・リンク作成時の最大権限を設定することも可能になった。

パブリック・リンクのポリシー制限の設定画面

「Oracle Documents Cloud Service」は、1ユーザー当たり月額利用料金1630円(税別、最小25ユーザーから利用可能)で、1アカウント当たりの初期容量は500GBから提供し、アップロードするファイル単体の容量に制限はない。