演出家でタレントのテリー伊藤が、3日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『ミレニアムズ』(毎週月曜24:55~)にゲスト出演し、お笑いコンビ・ナイツに謝罪した。テリーいわく、胸の内を明かしたのは今回が初めてだという。

演出家でタレントのテリー伊藤

「ナイツに謝らなくちゃいけないことがある」と切り出したテリー。2011年に開催されたお笑いコンテスト第1回「THE MANZAI」で審査員を務め、決勝戦ではパンクブーブーに投票した。結果、パンクブーブーが初代王者に輝いたが、僅差で2位となったのがナイツだった。

審査は、テリーをはじめ9人のプロ審査員による9票、一般視聴者によるケータイ審査「国民ワラテン」の1票の合計10票で行われた。決勝戦でパンクブーブーは審査員の5票を獲得。ナイツは「国民ワラテン」でパンクブーブーを超える82点を獲得したものの、審査員の投票数は2票にとどまり、計3票で敗れた。テリーがナイツに投票していた場合は、票数で並び、「国民ワラテン」で上回るナイツが優勝していた。

テリーは「俺がナイツに入れていたら、実はナイツが優勝していたんだよ…」とそのことに触れ、「なんであの時にパンクブーブーに入れちゃったんだろう。魔が差した」と告白。以来、「なんてことをしてしまったんだろう」と後悔していたという。

また、「パンクブーブーが嫌いなわけじゃない」と釈明し、「やっぱり圧倒的に面白かった」と絶賛。「あの時のナイツは横綱みたいなものだった。新しい風をとるのか、実績をとるのか。その難しさはあった」と当時の心境を打ち明けた。

唇をかみしめ、頷きながら聞いていたナイツ・塙宣之は、テリーの思いを受け入れるのかと思いきや「絶対に許さない」と一蹴し、スタジオは爆笑。苦笑いのテリーが「4年間すごくそれを背負っていた」と正直な思いを語ると、塙は「許さないです」と再び強がりながらも、「ちょっと…本当に今グッと来てます」と恥ずかしそうに笑顔で頭を下げた。